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追憶の碓氷峠 第一 ~横川駅と鉄道文化むら~

皆さんこんにちは。ボスネコです。

 

皆さんは信越本線に乗ったことはありますか。

 

信越本線といえば、現在は廃止された「横軽線」とも呼ばれている、横川~軽井沢の碓氷峠越え区間と当該区間で活躍した峠のシェルパことEF63が活躍した路線で有名ですね。

そんな信越本線、特に横軽線・碓氷峠についてを数回に分けて紹介していければと思います。

 

信越本線とは、高崎を起点とし横川・軽井沢・長野・直江津を結び新潟まで至る路線の総称です。

1885年に開業した同路線は、民営化後の1997年。長野新幹線(現・北陸新幹線)の高崎~長野の先行開業に伴い、先述の碓氷峠を越える横川~軽井沢が廃止となりJRバスに移行したほか、軽井沢~篠ノ井第3セクターの「しなの鉄道」に経営が移管されました。

その後、2015年には北陸新幹線の金沢延伸に伴い長野~妙高高原しなの鉄道北しなの線妙高高原直江津えちごトキめき鉄道妙高はねうまラインへと経営が移管されました。

こんな感じで、JRに所属している区間がかなり細切れになっていることがわかりますね。

ではまず、軽く高崎~横川の紹介。この区間は、新潟と首都圏をつなぐという信越本線本来の目的が新幹線開業によりなくなってしまった後ものこり、主に普通列車が一時間に1,2本走っています。この区間はどちらかというと群馬県内のローカル輸送需要についているような形で、現在は211系によって運行されています。

高崎駅に停車する信越線211系

また、同線区の高崎~安中では、安中貨物という鉱石輸送列車が一日一往復運行されています。ついこの前まではJR東のEF81が充当されていましたが、ここ最近はもっぱらEH500がけん引しています。

EH500

また、高崎~横川では、長期休暇中に臨時の快速列車が走っており、SL牽引の「SLぐんま・よこかわ」のほか、機回しなどができない関係で電気機関車ディーゼル機関車が付くため「ELぐんま・よこかわ」「DLぐんま・よこかわ」が運行されています。

SLでは、D51-498、ELではEF65-501や高崎所属のEF64、DLではDE10が充当されています。

ちなみに私が横川に行ったときは期間限定でこのD51-498のプレートが緑色になっていた時期でした。今シーズンは水色になるということなのでぜひ皆さんも見に行ってみてはいかがでしょうか。

 

そんな信越線に30分ほど揺られると、終着の横川駅に到着します。

EF65-501と211系

緑プレートとなったD51-498

横川駅

さて、横川駅といえばある駅弁が有名です。そうです。峠の釜めしです。

まだ、横川~軽井沢が現役で走っていたころは協調運転用のEF63の連結中に駅のホーム場などでも売られていたようです。現在ではホーム外の店舗のような場所で売られています。

最近は駅のホームで飲食または駅弁が販売されているようなところが少なくなってきましたね。時代の変化を感じることができます。

 

横川駅まで来たならば必ず行っておきたいのがこちら。

碓氷峠鉄道文化むら」です。

碓氷峠鉄道文化むら189系

ここでは先述の峠越えだけのために作られたEF63が所属していた横川運転所跡地に建設されました。

この施設は碓氷峠信越本線の歴史や主に国鉄時代に碓氷峠で活躍していた車両がたくさん展示されています。

EF63,EF62,189系,EF65をはじめとした貴重な車両が多く展示されており、特に機関車好きにはたまらない施設となっています。

EF63と189系

EF65-520とEF62-1

また、他の見どころとして実車のEF63の運転体験をすることができることも挙げられます。

信越本線の旧線を走行するEF63-12

少々値段などは張ってしまいますが、横川機関区の元機関士の方々のお話を聞くことができたり、実際の機関車を動かすことができ、毎月抽選になるほどの人気ぶりです。

また、そのほかにもEF63の運転シミュレータやあぷとくん、ミニSLなどの運行があります。

 

皆さんも碓氷峠、横川駅を訪れた際にはぜひ碓氷峠鉄道文化むらにも行ってみてはいかがでしょうか。1世紀を超える碓氷峠の歴史を見て、触れて体験することができる素晴らしい施設です。

EF63やEF62の運転台に入ることもできます

 

次回は、碓氷峠と横軽線に就てさらに深堀していこうと思います。乞うご期待。

 

1度は横軽線に乗ってみたかった人生。まあ生まれたころには廃止されていたんですけどね。それではここらへんで。ボスネコでした。

 

bosunekokun.hatenadiary.jp

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