皆さんこんにちは。ボスネコです。
カシオペアの撮り鉄事件からはや2週間がたちましたね。個人的には許しがたい事件で、早く犯人が捕まってほしい思いもありつつ、これ以上私たちの肩身が狭くならないような行動を心掛けたいですね。
そんなわけで今回の記事は、そんなカシオペアを牽引する仕事もある尾久車両センターのEF81についてです。
まずはEF81に関して少し紹介を。
EF81とは、1968年より開発された国鉄型電気機関車で、元々は日本海縦貫線での運用を見越した設計で、異なる電化方式が混在していた当該路線を一つの電気機関車で往来できるようになっています。このため直流・交流50Hz,60Hzすべてに対応しており、貨物列車の牽引や、寝台特急の牽引などで活躍しました。
国鉄民営化後はJR東日本・JR西日本・JR九州・JR貨物にそれぞれ譲渡されました。西日本車は113号機を最後に現在は廃止となってしまいましたが、JR東日本では現役でカシオペアの牽引や車両輸送で活躍しているほか、JR貨物では九州地区で主に活躍しています。
そんなEF81ですが、直近のカシオペアの牽引が80号機だったこともあり、ついに尾久車両センタ所属車をコンプリートしました。
ちなみに尾久車両センター以外のEF81に関しても、97号機と140号機を残すだけとなりました。
それでは各機軽く紹介していきたいと思います。
EF81-80 [尾]
まずは、80号機。
80号機は「北斗星色」と呼ばれる側面に星形の塗装が施されたところが特徴的です。ちなみに自分は今でもEF81といえばこの塗装です。この80号機この写真を撮る少し前に台車の検査を終え、秋田から戻ってきたばかりでした。
EF81-81 [尾]
お次は81号機。
81号機は、かつて「お召し列車」を牽引し特徴的な色をしています。しかし、1989年から2014年にかけては、「単色」と「北斗星色」の塗装をしていました。ちなみに、手すりや連結器、車体側面などに銀色の塗装が施されているのもお召し機関車の特徴です。
EF81-95 [尾]
そのお次は、95号機。
95号機の塗装の特徴は何といってもその側面にあります。そこには大きく「EF81」と書かれています。これは国鉄が製造しJR東日本に譲渡され2000年まで運行された欧風客車の「スーパーエクスプレスレインボー」を模した塗装となっています。ちなみに同じ塗装がEF65形にもありましたが事故か故障で廃車となってしまいました。(確か1118号機)
EF81-98 [尾]
お次のお次のお次は98号機。
この98号機は、80号機と同じ「北斗星色」です。しかしながら2023年1月のカシオペア返却回送中に制輪子故障を起こしてしまい、現在では自走禁止札が取り付けられているようです。2024年度に国鉄型電気機関車を全廃する予定とうわさされているあたり、修復する可能性は低いように思います。
EF81-139 [尾]
お次のおつg(((ry
この139号機は、単色の機関車で、確か色は赤2号だった気がします。この機関車は双頭連結器付きの機関車で、カシオペアだけでなく郡山などへの入場回送などにも使用されます。またこの機関車は転勤族で、2016年に青森運転所から秋田車両センターに転属になったと思ったらその翌年の2017年には秋田車両センターから田端運転所(現尾久車両センター)に転属となって今に至ります。
今回はここらへんで。JR貨物やJR東日本などの国鉄電気機関車の今後に注目・記録にも記憶にも残しておかなければなりませんね。
ボスネコでした。