「カラシ」ことEF65-2127 ついに引退の時か
皆さんこんにちは。
予想通り、5/31~6/1にかけてE127系が長野から配給輸送されそうですね。いろいろな情報を見ているといったん国府津まで車両を運んでから5日に中原車両センターまで自力回送されるようですね。
また、岡山地区からも117系が撤退するそうで。さすがに長く大切に使う社風のJR西日本でもそろそろ潮時ということでしょうか。国鉄車王国の岡山もそろそろ終焉を迎えるかもしれませんね。
そんなわけで今回は、JR貨物についての話題です。
散々このブログの記事にもしてきたような気もしますが、ついにEF65-2127が運用離脱・全検切れとなってしまったという情報が出回っています。
このEF65-2127は、現在JR貨物で唯一車籍が残っている「広島更新色」のEF65形の車両です。この広島更新色は、2060号機や2063号機のような大宮更新色の塗装と少し異なり、車両正面の貫通扉がからし色となっています(これら2060,2063,2127号機の塗装を総称して貨物更新色といいます)。このことから「カラシ」という愛称がつけられて愛されていました。
ちなみにこれらの更新色は、まだEF65が最前線で活躍していた時に更新工事が行われることとなり、その際更新車か未更新車かを見分ける手段として、この塗装の変更が用いられました。そのため一時期のJR貨物所属のEF65形は更新色の車両が主流で逆に国鉄色の方が珍しいときもありました。
その後、未更新車が完全に退役したため、塗装の区別をつける必要がなくなったため、2016年以降に全般検査を通した機関車は国鉄色への復帰が相次いでいました。最終全検車である2085号機も検査前は貨物更新色でした。その国鉄色への塗装変更が進む中、貨物更新色を維持したのがこの3機なのです。
そんな2127号機は、2017年2月に全般検査が行われ、その後休車などを経ておおよそ6年周期といわれている全般検査が近づいていました。
しかし、昨年3月に2085号機がEF65形で最後の全般検査として大宮車両所を出場しており、このことから考えるにこのまま2127号機は検査切れとともに運用離脱、引退、廃車するのではないかとうわさされていました。
また、2127号機は直近の運用で、定期運用がない甲種輸送や(本来牽引するEF210が検査等で稼働数が少なかったとはいえ)大宮車両所へ入場する機関車の牽引などを行っており、なんか動きがおかしいなと薄々思っていました。
かつてのEF66-27のように復活してくれればうれしいですが、そのようにうまくいく可能性もあまりないようにに思えます。
また、前述したもう一方の更新色である大宮更新色の2機(2060号機,2063号機)も休車等の事情を考慮しないとそれぞれ今年の8月と9月に全検切れとなる予定で、こちらも今うちに見ておきたい機関車の一つになります。
というか、地味に私はカラシの通電している様子を撮影したことがないことに今気づきました。やっぱり運用復活してくれないかなぁ。あるいは関東でもEF64牽引の貨物列車が見れたぐらいのころまで戻りたい...
今回はここらへんで。ボスネコでした。