E127系が南武支線に導入決定!今後の運用を考えてみる。
皆さんこんにちは。
ボスネコです。
先日相模線用205系500番台最終編成であるR1編成が長野車両センターに廃車回送されましたね。これで205系500番台は完全消滅となってしまいます。
そんな205系の話題が冷めやらぬ中、JR東日本横浜支社よりある情報がリリースされました。
それは、南武支線の205系をE127系0番台に転用改造を施した編成を投入するというものでした。
南武支線は、南武線の支線である浜川崎支線の旅客案内時の呼称です。浜川崎支線は川崎駅のお隣にある尻手駅から浜川崎駅を結ぶ5駅4.1㎞の短めの路線です。東海道貨物線や鶴見線方面に向かう路線です。
ここからはそんな南武支線の車両置き換えについて書いていきます。
まず、今回の置き換えの主な特徴は205系は界磁添加励磁制御なのに対し、E127系はVVVF制御になり、省エネ化し故障にも強くなることです。
E127系0番台は1995年に新潟地区で営業を開始し、当初2両編成が13本在籍していましたが、2008年にはV3編成が越後線内で起きた踏切傷害事故に伴う列車火災により1両を焼損し2014年に廃車になったほか、2015年に越後ときめき鉄道に10本が譲渡され現在は、V12・V13編成の2編成が在籍しています。
この2編成は2017年に改造工事とATS-P化が行われました。
一方の南武線向け205系1000番台は、2002年に中央総武緩行線から4両、山手線から2両のモハユニットを改造した2両編成3本で運行を開始しました。
ここで少し気になるのが置き換え後の編成数の減少です。205系は3編成なのに対し、E127系は2編成なんですよね。通常運用は2つなので事足りそうに見えるかもしれませんが、予備編成がなくなってしまいます。これは、ひどい。1編成が故障なり、検査入場などをした時のことを考えると...ということにもなりかねません。
ということで現在のように1編成を予備として残しておきたいわけですが、どの編成が残るんでしょうかね。
他にも、2022年に実証実験が始まった水素で動くFV-E991系「HYBARI」などもありますがあまり現実的ではないかと思います。
前述したとおり、205系は直流電動機なのに対し、E127系はVVVFインバータ搭載の誘導電動機(交流)。また、同じ鎌倉車両センター中原支所に所属するE233系もVVVFインバータ搭載のかご型三相誘導電動機(交流)なことを考えると、保守点検が容易ではなくなりそうですね。
他にも同車両センター所属の鶴見線205系も間もなく置き換えになる予定なのでそちらも含めて注目です。
今回はここらへんで。
ボスネコでした。