あけましたおめでとうございます。
皆さんこんにちは。
年越しの瞬間は何を見ていましたか?
私は、地球にいませんでした(((殴
そんなわけで、今回は年末年始の話題に関係なく京王電鉄のお話です。
皆さんは京王線に乗ったことがありますか。高尾登山に向かうときや、渋谷や吉祥寺に向かう際に利用する人も多いと思います。
京王電鉄は東京と八王子を結ぶということからもとれるように、新宿と八王子を結ぶ京王本線
調布より分岐する京王電鉄唯一の神奈川県にある橋本まで結んでいる京王相模原線
東府中と府中競馬場正門前まで結ぶ京王線最短路線の京王競馬場線
高幡不動と多摩動物公園を結ぶ京王レールランドの沿線にもある京王動物園線
他の路線と違って新宿を一切通過せず、渋谷と吉祥寺を結ぶ京王井の頭線
さてこのように本線から各観光地に伸びている路線が多い印象があるかもしれないです。
今回はこの京王電鉄の中でも井の頭線とそのほかの路線に焦点を当ててお話をしていきたいと思います。
具体的に書くと、
井の頭線は1,067mm(4フィート6インチ)
本線などは1,372mm(3フィート6インチ)
となっています。
このことから、(その予定がなかったとしても)井の頭線と本線は乗り入れが不可能となっています。
では、なぜこのようになっているのでしょうか?
その歴史は太平洋戦争のころまでさかのぼります。
実はこの2つの路線は太平洋戦争までは違う会社だったのです。
現在の京王本線は当時京王電気軌道と玉南電気鉄道という会社でした。
一方、現在の京王井の頭線はもともと現在の小田原急行電鉄と同じ系列。またその後多くの合併によって1942年に東京急行電鉄(大東急)と合併されました。
1,372mmの軌間は明治時代などによく走っていた馬車と同じいわゆる馬車軌間と呼ばれるもの。京王本線の前身となった企業の名前に軌道が含まれている通り、もともと路面電車だったのです。
ちなみに井の頭線は、小田急と同じ系列だったこともあり、日本の鉄道で主流となっている狭軌と呼ばれている1,067mmが採用されています。
また、井の頭線の下北沢駅ではもともと小田急と同じ会社だったという名残もあり、2019年のダイヤ改正以前までは改札を通らずに乗り換えができていました。
実は由緒をたどると井の頭線は京王本線と同じくらい小田急電鉄との関連も深いということがわかります。終戦後にこの2路線は東急の解体もあり合併し、京王帝都電鉄。また1998年に京王電鉄に改称し現在に至ります。
実は京王本線と井の頭線にはこのような歴史があり、現在の幅が異なる軌間となっているのです。
今回はこの辺で終わりにしたいと思います。
それではまた。ボスネコでした。