ボスネコの交通ブログ

そこら辺の学生が書く交通系ブログ

列車に乗っていると流れる音ジジジジジキンコンキコンキンコンの正体とは?

こんにちは。ボスネコです。

今週末は三連休でいろいろなところにお出かけしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?185系団臨があったり、日比谷公園で鉄道開業記念日のイベントがあったり、鉄道界隈でも多くのイベントがありますね。

 

ところで皆さんは、列車に乗っているときに、ジジジジジキンコンキコンキンコンというベルのような音を聞いたことはありますか?主に単線のローカル線などに乗っているときに聞いたことがあるのではないでしょうか?

今回は、この音について書いていきます。(何せ、運転士でも車両を作っている人でもなく趣味でやっていますので、多少の誤りがあるかもしれないのでご了承を)


www.youtube.com

この動画の0:30付近から流れています。

(動画はtsukamototaroさんのものを使わせていただきました。)

この音。名前はそれぞれ、ATS警報音、ATS警報持続音(会社によって違うかもしれません)といいます。

ATSとは何なんでしょうか?

ATSとは、Automatic Train Stop自動列車停車装置という意味です。

簡単に言えば、信号現示や線形、その他条件に合わせて、列車を減速、ないしは停車させるという装置です。

このATSのように自動的に列車を原則や停車させる装置は、ATCやATOなどほかにもありますが、鉄道の制動装置などとともに鉄道の安全装置的なもので今後シリーズ化してまとめていくつもりです。今回はその第0回的な立ち位置でありますので、ATSについてもあまり深くは触れず次回に回したいと思います。

 

 

ATSには前述したとおり、信号と連動し列車同士の追突を防ぐという機能と、信号とは独立し分岐や勾配、曲線や線路終端などを通る際に速度が速すぎるとき、速度超過を防ぐ役割があります。

ATSが信号に連動した地上子や、信号に合わせて作られたパターンに引っかかるなどしたときに(ATS方式によってこの部分は変わってきます)まずジジジジジというATS警報音が流れ、その後時間内に運転士がATS確認ボタンを押すとキンコンキコンキンコンというATS警報持続音に切り替わります。

ちなみに確認ボタンを制限時間内に押さないと非常ブレーキがかかります。(これも方式による)

E233系の運転台(一部)

停止現示

先ほどから方式によって違うと連呼していますが、ATSにも様々な種類があり、これまで事故などが起きるたびに改良が重ねられ、P型S型DK型...etc

と多くの種類ができています。そして、それぞれに特徴があります。

ここも詳しくは次回やろうと思っています。

常磐線E231系 車両側面に「P」と「Sn」と書かれている
これはATSの方式。

 

実際にこの、

ジジジジジキンコンキコンキンコン

という音はどこで流れるのでしょうか?

それは、ATSの警報装置が働くところです。

と、言われてもわからないと思います。

ATSが働く条件は、方式によってまちまちですが、前述のとおり、信号現示と速度制限関係の時に流れます。

信号現示だと、例えば単線区間の行き違いや待ち合わせ、通過待ちの時はほぼ必ずいずれかの信号が停止現示となりますので、高い確率でこの音が流れると思います。

速度制限関係についてはあまり詳しくないので正確なことは言えません。

 

また、ATSの始動時にはこの警報音と警報持続音が流れます。先ほどの動画もATSの始動時に流れたものだと思います。

JR西日本 223系

そんなわけで今回は、「ジジジジジキンコンキコンキンコン」という音は何の音なのかということと、どんなところでなるのかについて書いてきました。

 

相変わらず文章がグダグダになってしまいました。

これから、ATS ATC ATOや制動装置などの保安装置を書いていけるか心配です...

今週末も旅に出たのでそれについても書いていきたい今日この頃。BVE5の製作もしたいし...やりたいことがたくさんあります。

やりたいことがたくさんあるのは素晴らしいですが、本業の勉強がおろそかにならない程度に頑張って言おうと思います。皆さんもやるべきことはしっかりとやっていきましょうね(汗)

そんなわけでボスネコでした。それだはまた。