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元日本一長い駅名の駅へ! 「南阿蘇水の生まれる里白水高原」

皆さん、日本一長い駅名は、何かご存知ですか?

今となっては、日本一から陥落してしまいましたが、2020年3月まで、日本一長い駅名だった、「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅に行ってきましたので、日本一長い駅名の歴史とともに、紹介していきたいと思います。


まず、南阿蘇水の生まれる里白水高原駅についてです。

この駅は、熊本県阿蘇地方を走る南阿蘇鉄道高森線の駅です。

南阿蘇水の生まれる里白水高原駅 駅舎

この駅の周辺は、一帯が水が湧き出る湧水地として有名で、その中でも一番有名なのが、白川水源というところ。水を無料でくむことができます。

 

実はこの駅。現在では使われていません。

なぜかというと、時は2016年の4月。熊本で震度7を観測した熊本地震で被災したためです。その後、7月31日に高森駅から、中松駅までが復旧しましたが、この駅を含む、約半数の駅が2022年現在復旧していません。

ちなみに、復旧が済んでいない駅は、2022年度までには、復旧を終わらせ、2023年度の運転再開を目指しています。

ホームと阿蘇に広がる田園と。

 

さて、このブログでは、この「阿蘇水の生まれる里白水高原」駅を元日本一長い駅名と書いていましたが、現在はどの駅が日本一長い駅名となっているのでしょうか?

今度は、日本一長い駅名の歴史について書いていきます。

この、南阿蘇水の生まれる里白水高原駅は、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅と並んで、日本一長い駅名でした。

しかし、2001年一畑電気鉄道北松江線の、古江駅が、「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」駅に改称され、一時期日本一の座を譲っていました。しかし、2007年。「ルイス・C・ティファニー庭園美術館前」駅が、「松江イングリッシュガーデン前」駅に改称し、再び日本一長い駅名に返り咲いたのでした。

 

その後、2020年京福電気鉄道等持院駅が、「等持院立命館大学衣笠キャンパス前」駅に改称し、2021年には、富山地方鉄道富山トヨペット本社前(五福末広町)停留場が「トヨタモビリティGスクエア五福前(五福末広町)」駅になり、現在ではこの駅が日本一長い駅名の駅となっています。

 

いかがでしたか?

南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅は日本一長い駅名ではなくなり、かつ、熊本地震で、今もなお運休となってしまっていますが、2023年の運行再開を願っています。

 

ついでに阿蘇の観光もしましたが、どこも素晴らしかったので、行ってみることお勧めします。

阿蘇山麓付近から見た阿蘇

それではまた。